しいみかんの
選び方

すぐに実践できる!

 How to choose

 How to choose
 How to choose

毎年冬になると食べたくなるみかん。
スーパーや八百屋さんの店頭に並んだみかんを見ても
どれが美味しいのかいまいち分からず、なんとなく選んでしまっている…

そんなあなたに、みかん大好き「まあニャ」が
一般的な美味しいみかんの選び方(みかんの見分け方)を紹介していきます!

真穴のゆるキャラ「まあニャ」

真穴まあなのゆるキャラ
「まあニャ」

美味おいしいみかんの
選び方のポイント!

ポイント図

ポイントその1皮の色

みかんの皮の色が濃いものを
選ぶといいニャ!

まあニャ

「みかんの色は?」と聞かれると、何色をイメージしますか?
多くの方は、みかん色(オレンジ色)を思い浮かべると思います。
実はみかんは最初からみかん色(オレンジ色)ではありません。5月頃、白い小さな花が散ったあとにできるみかんの赤ちゃんは、緑色をしています。

イメージ:皮の色
イメージ:皮の色

緑色をしているみかんは、なぜみかん色(オレンジ色)に変化するのでしょうか。

ひとつは、色素の影響があります。
果物や野菜には、クロロフィル(緑色を発色する色素・葉緑素)やカロテノイド(赤や黄色を発色する色素)の成分が含まれており、これらの2つの色素が一緒に存在しています。みかんは暖かい季節になるとクロロフィルが盛んに光合成を行うため、緑色をしたまま成長していきます。
季節が変わり、気温に寒暖差がでてくる頃になるとクロロフィル(緑色の色素)が分解され、代わりにカロテノイドの持つ色(赤や黄色の色素)があらわれます。このカロテノイドによって、みかんは深い緑色からみかん色(オレンジ色)に色づいていきます。これは、秋になるとモミジが綺麗に色づく紅葉と同じ現象になります。
近年の温暖化による影響で、昼夜の気温差があまりない秋が訪れる年は、みかんの色づきが遅くなります。その結果、食べ頃になる(熟す)のも自ずと遅くなるため、気候(気温)もとても重要になります。

イメージ:皮の色

その他にも、果実をつける木の場合、果実を動物に見つけてもらい、おいしそうに思ってもらえるか(食べてもらえるか)が重要になるため、目立つように濃い色の実をつけようとします。
それは自然環境の変化があった場合、子孫を残し生き残ることができるよう、動物たちに出来るだけ遠くに種(タネ)を運んでもらうための工夫をしているからです。
これらのことより、太陽の光をたくさん浴びて光合成をしっかりと行っているみかんほど、皮の色がより濃くなります。あわせて果肉も色づくため、甘みが増すと言われています。
おいしいみかんと出会うために、皮の色が濃いものを選ぶのがポイントです!

ポイントその2皮のキメ

みかんの皮のキメが細かいものを選ぶといいニャ!

まあニャ

みかんの皮には、油胞(ゆほう)呼ばれるオレンジ色の小さな点々(つぶつぶ)があります。
この油胞が細かく多くあるほど皮のキメが細かくなり、おいしいみかんだと言われています。みかんが成長する過程で細胞分裂が活発に行われ、果肉が十分に熟していると考えられるからです。みかんを見たら、キメの細かいつるりとしたものを選ぶのがポイントです。

イメージ:皮のキメ

油胞は直径1ミリほどの大きさで、その中にリラックス効果や免疫力を高める効果のある爽やかな柑橘(かんきつ)の香り成分「リモネン」が含まれています。
みかんの皮をむいた時、手に香りがつくのはこのリモネンの成分があるからです。
皮にも様々なパワーが秘められています。みかんを食べ終わったあと皮はすぐに捨てず、お掃除に再利用することができます。皮には水垢・石鹸汚れ・油性ペンなどを落とせる効果があるため、みかん色(オレンジ色)の方を外側にし、気になる箇所をこするだけで綺麗になります。
また、みかんの皮を乾燥させたものは「陳皮(ちんぴ)」と呼ばれ、風邪の症状改善や冷え改善など生薬・漢方として重宝されてきました。
「陳」は「古い」という意味で、古い皮(10~15年もの)ほど優れた薬効があるとされています。陳皮はみかんの皮を1週間ほど天日に干すだけで簡単に作れるため、一度挑戦してみるのも面白いかもしれませんね。作った陳皮は、煎じて陳皮茶にしたり、ポプリや入浴剤としても活用できます。また、陳皮は市販されている七味唐辛子の中身にも使われているため、知らず知らずのうちに摂取されている方も多いのではないでしょうか。
その他にも、皮付きのままフライパンなどで焼く焼きみかんやピール(皮)入りマーマレードを作るなど、みかんを丸ごと楽しむことができます。

イメージ:皮のキメ
イメージ:皮のキメ

イギリスでは伝統のマーマレードづくりを見直そうと、2005年からマーマレードのコンテストが開催されています。その品評会(コンテスト)の評判は年々高まり、現在では世界中から3,000点以上もの手作りマーマレードが品評会に集まるそうです。日本からの出品も増え、ゆずなど日本特有の柑橘を使った作品は審査員たちを魅了しているそうです。
2019年には、柑橘王国・愛媛県の八幡浜(やわたはま)市で日本で初めてとなるマーマレード世界大会が開催され、大いに盛り上がりました。今後、お手製のマーマレードを出品してみるのも楽しそうですね。
みかんの果肉はおいしく食べて、皮は環境に優しいお掃除道具として、またセルフケアの一環として余すところなく使ってみましょう!

※マーマレード:柑橘類の果実を用いた「ジャム」の一種で、果皮が含まれるもの。

ポイントその3重さ・形

【重さ】持った時に重みがあるものを選ぶといいニャ!
【形】あまり気にしなくていいニャ!

まあニャ

みかんのサイズは、小さなお子様の手のひらにすっぽりと収まる可愛らしいものから、食べごたえのある大きなものまで、大小さまざまなサイズがあります。
また、重さもみかんのサイズによって異なります。
一般的に糖度が多く含まれている水分は重たくなるため、持った時に重みを感じる(果汁がたくさん詰まっている)みかんを選ぶのがポイントです。

形は、みかんの種類によって異なります。基本的にみかんは丸い形をしていますが、ボールのようなまん丸な形や、平べったい形のものなどさまざまです。
多く言われているのは、丸い形のものよりも平べったい形の方がおいしいと言われていますが、これはみかんの種類によって変わるのであまり気にしなくて大丈夫です。

イメージ:重さ・形

では、みかんのカロリーはどのくらいでしょうか。
一般的な大きさのサイズだと、1個約36~54キロカロリーだと言われています。
だいたいリンゴ4分の1個と同じくらい、またショートケーキの10分の1程度のカロリーになります。
みかんは水分量が多く糖質が少ないため、他の果物やお菓子に比べてエネルギー量(カロリー)は低くなります。また、みかんは風邪の予防などに役立つビタミンCをはじめ、むくみ防止のカリウム、便秘予防になる食物繊維など多くの栄養成分が含まれているため、健康に良いとされています。

イメージ:重さ・形
イメージ:重さ・形

みなさんは甘くておいしいみかんをついつい食べ過ぎてしまい、手のひらが黄色くなったことはありませんか?
みかんには、カロテノイドという色素の一種であるβ(ベータ)クリプトキサンチンが豊富に含まれています。この色素は食べることで腸から吸収され皮膚や皮下の脂肪組織に沈着するため、手のひらや足の裏などが黄色くなることがあります。この症状は「柑皮(かんぴ)症」と呼ばれますが、みかんをたくさん食べるのをやめると自然と元に戻ります。
厚生労働省が推進する健康日本21では、健康な人の場合果物の摂取量として1日200g(可食部)以上が目標とされているため、大きすぎないみかん2個を目安に食べてみるのもいいかもしれませんね。

ポイントその4ヘタの大きさ

ヘタが小さい(軸が細い)ものを選ぶといいニャ!

まあニャ

ヘタの大きさは、中学校の理科で学習する葉と茎の道管(水分の通り道)と師管(養分の通り道)に関係があります。
みかんは水分と養分を吸収して成長しますが、ヘタが大きいみかん(太い軸)は道管から多くの水分を吸収し、ヘタの小さなみかん(細い軸)は水分の吸収が少なめです。

イメージ:ヘタの大きさ
イメージ:ヘタの大きさ

これはみかんの木の年齢も影響しています。
みかんの木は植えてから実をつけるようになるまで、3年から5年くらいかかり、古い木になると樹齢50年以上のものもあります。
若い木は育ち盛りのため、枝が太くしっかりとしています。水分を多く吸収し成長するため、果実に必要以上の水分がいきわたる傾向にあります。
一方、樹齢を重ねたベテランの木は枝が細くなり、みかんの重さで枝が下側にしなることで養分が果実にたまりやすくなります。その結果、水分は必要以上に果実に送られなくなり、若い木になったみかんよりも味が濃くなると言われています。
みかんの木も経験を積んで成長していくことで、少しずつおいしいみかんを付けることができるようになります。

これらのことより、ヘタが大きい(太い軸)のものよりヘタが小さい(細い軸)のみかんを選ぶのがポイントです。

イメージ:ヘタの大きさ

みかんの皮をむくと、白いほわほわとした筋が果実についています。
この白い筋の正体は、果実へ養分を運ぶための働きをしている維管束です。食物繊維が豊富でビタミンPなどの栄養素が多く含まれています。
ビタミンPは、ポリフェノールの一種「へスぺリジン」とも呼ばれており、抗酸化作用や、毛細血管の強化や血行促進の効果やビタミンCを吸収するのを手助けしてくれます。
また、食物繊維の一種である「ペクチン」も白い筋に多く含まれています。
腸内で善玉菌を増やしてお腹の調子を整えてくれるほか、便秘も解消してくれます。
白い筋と袋ごとみかんを食べれば、果肉だけをたべるより4倍に近いペクチンを摂取することができるそうです。

白い筋はヘタから全体に伸びているため、ヘタから下に向かって外の皮をむくと太い筋が取れやすいですが、健康のためにも、栄養がたっぷり入った白い筋を綺麗に取り除かず一緒に食べてみてはいかがでしょうか。

ポイントその5ヘタの色

ヘタの色は黄緑色のものを
選ぶといいニャ!

まあニャ

みかんの頭には緑色の星形をした可愛らしいヘタがついています。みかんのイラストを描く時、自然と書いている方も多いのではないでしょうか。

果物や植物のヘタは一体どんな役割をしているのでしょうか。
みかんの花の開花は毎年5月頃になります。ジャスミンに似たとてもいい香りがする小さな白い花がつきます。
花は外側から内側に向かって、5枚のガク、5枚の花びら、20本~60本の雄しべと中央に1本の雌しべがあります。
花が散ると、すべての雄しべと雌しべの先端部分も落ちてしまいますが、5枚のガクと雌しべの下側にある子房部分が残ります。この子房部分がみかんの赤ちゃんになり、子房部分が少しづつふくらんで成長していくと、皆さんがよく知っている、おいしいみかんとなります。

イメージ:ヘタの色
イメージ:ヘタの色

花の一番下についていた5枚のガクは、私たちが食べる「みかん」になっても落ちません。
星形になっているヘタは、みかんの花がつぼみの時に花を守っていた(覆っていた)「ガク」の名残です。また、ヘタの固くて丸い部分は、ガク・花びら・雄しべ・雌しべがついていた部分になります。
みかんの実が大きくなるためにはヘタを通って栄養分や水分が運ばれていくため、ヘタはとても大切な役割を果たしているのです。

みなさんが店頭で目にするみかんはヘタが短くなっているものが多いと思います。
みかんの収穫は、専用の手袋と収穫バサミを使って、枝から1個ずつ丁寧に手作業で切り離します。その際に収穫バサミでみかんの皮やヘタを傷つけないよう慎重に作業を行います。また、みかんのヘタ上についている枝部分を長く残してしまうと、みかん同士がぶつかった時に傷がつくため、ヘタを短く切りながら収穫していきます。

イメージ:ヘタの色

収穫後すぐのみかんのヘタは真緑色をしているものが多いですが、みかんが熟すとヘタの色は黄みがかった色へ変化していきます。そのため、ヘタの色は緑色よりも黄緑色の方がよりおいしいと言われています。
店頭に並んだみかんを買う時にヘタも一度チェックし、よりおいしそうなみかん選びに挑戦してみてください。

ポイントその6房の数

房の数が多い方が
おいしいニャ!

まあニャ

みかんをむくと、食べることができる実の部分「房(ふさ)」が丸く並んでひとかたまりになっています。
通常1個のみかんは9~10の房からできていますが、房の数が多くなると(11~12房)おいしくなると言われています。
品種改良される前のみかんは房の中に種が入っていたため、房が多い=種が多いのは子孫を残すための優秀なみかんだと言えるからです。食べる時に房の数を数えてみるのも楽しいかもしれませんね。

イメージ:房の数

また、みかんの房の数を知るには皮をむかなくても分かる方法があります。緑色のヘタを取るとでてくる、くぼみやヘタの裏に放射線状に並んだ線があります。この線を数えると、房の数をほぼ間違えることなく言い当てることができます。
この放射線状に並んだ線は、維管束の断面になります。維管束は、根から吸収した水分やミネラル、葉でできた養分が通る管です。通常ヘタを通る一つの維管束は一つの房につながっているため、維管束の筋を数えることで房の数がわかるようになっています。

房についている薄い皮や白いわた状の繊維は、取った方がいいのか、それとも食べた方がいいのか迷う方もいるかもしれません。「みかんは房ごと食べよう!」と良く言われているのは、房についている薄い皮や白い繊維には食物繊維が豊富に含まれているからです。
薄皮に含まれる水溶性の食物繊維である「ペクチン」は便秘に効果がある他、「ヘスペリジン」はビタミンCの機能を助ける働きがあり、免疫力を高めたり血中コレステロールを下げる働きがあります。
みかんをむいたら、果肉だけでなく、薄皮や白い筋も一緒に食べるようにすると栄養の吸収がより良くなります。苦手な方は無理にとは言いませんが、なるべく一緒に食べるのをオススメします。

ちなみに、この房の正式な名称は「じょうのう」と言います。漢字で書くと「瓤嚢」。書くのも読むのも、とても難しいですね。難しい漢字を書けるようになって、周りを驚かせてみましょう!

豆知識箱買いした時はどうすればいい?

底から箱を開けて、
中身をチェックするニャ!

まあニャ

みなさんは、一度にどのくらいの量のみかんを買いますか?
透明袋や赤いネットに入ったみかんや、段ボール箱に入ったみかんなど様々な形で売られていますね。
みかん好きの方なら袋入りのものより、みかんがたくさん入った箱入りを買うのがオススメです。

ではみかんを箱買いした時、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。
箱入りのみかんは、袋入りのものよりぎっしりと段ボールに詰め込まれているため、底の方にあるみかんは箱の上側にあるものよりも圧力がかかってしまいます。
また、みかんの箱は販売店舗や自宅などへ配送される時、箱ごと揺られるため、振動や衝撃でさらに圧力がかかり底にあるみかんが潰れやすくなる可能性があります。
そのため、箱で購入した場合はすぐに箱を開け、傷んだみかんがないかどうかの確認をするのが大切です。

イメージ:箱買いした時はどうすればいい?
イメージ:箱買いした時はどうすればいい?

たくさんのみかんが入った箱は重たいですが、箱を開ける時は静かに箱の上下を逆さまにし、底面になっていた部分から開けるのがポイントです。
そうすると、底にあったみかんから確認できるため、みかんの重さや配送時の衝撃で傷みやすくなっているみかんを取り出しやすくなります。
数が多くて大変ですが、1個ずつチェックし、底にあったみかんから食べていくのが望ましいです。
傷んだみかんを取り除いた後は段ボールから全て取り出し、湿気の少ない風通しの良い涼しい場所(暖房の効いていない部屋)で保管します。すぐに食べるものは通気性の良いカゴに入れておくのもポイントです。

もし段ボールで保管される場合は、一度段ボールを乾かしてから新聞紙を箱の底に敷き、ヘタの部分を下にして、みかん同士がくっつかないように並べます。
一段並べ終わったら一段目のみかんの上に新聞紙を敷き、同じようにみかんを並べていき二段三段と重ねていきます。新聞紙を入れることで、吸湿性とクッション性が上がります。

みかんはジューシーで水分量が多く、外の皮が柔らかいため、傷みやすい条件が揃った果物になります。購入時にひと手間をかけて確認・保管し、最後までおいしくみかんを食べましょう!

みんなで愛媛の美味しいみかんを楽しもう!

真穴のゆるキャラ「まあニャ」

「まあニャ」は、八幡浜市立真穴小学校の生徒さんが考案され、
2013年に誕生した真穴地区のゆるキャラです。
八幡浜市立真穴小学校様に、本サイト内のまあニャのイラスト使用許可をいただいております。

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